いよいよ必殺技だ!

さて、前回長すぎて途切れてしまった対戦の流れの続きです。

 

テクニカルゲージバトルが終わった後は、いよいよガンバライジング 最大の見せ場、必殺技の場面です。

 

必殺技の発動タイミングで、ライフゲージの右隣のバーストゲージ(最初に数字の0が入っている丸いゲージです。溜まりきると1→2という風に変化します)が溜まっていれば、カードを裏返してバースト必殺技を繰り出せます。

 

ビジュアル的にこのゲームの一番の見せ場ですが、注意点が1つあります。

 

必殺技には表にもバーストにも固有のライジングコストという必殺技特有のポイントが設定されています。

 

必殺技の横に、表なら2〜5とか、バーストなら6〜10とか数字が書いてあるアレです。

実はこのライジングコストに、ライジングパワーが達していないと、本来の威力が発揮できません。

例えば、設定されているライジングコストが9だとして、ライジングパワーが8しかない、しかしバーストゲージは溜まっているよ、という場合。

バーストしても必殺技は出せますが、かなり威力は減退します。

いつもなら5000台を出せるバースト必殺技でも、3000台になってしまう事もあります。

相手のミガワリも考えると、イチかバチか勝負!という時以外はカウントを赤ボタンで早めて、あえて表必殺技で削る!という選択肢も必要になってきます。

というのも、ライジングパワーを使い切ってしまうと、通常のデッキでは次のラウンド、ライジングパワーゼロからのスタートになってしまいます。

結局は次のラウンドもライジングパワーが足りず、中途半端な威力のバースト必殺技を繰りだして負ける羽目になります。

であれば、100%の威力の表必殺技を当てて、次のラウンドにライジングパワーを温存して、100%のバースト必殺技を当てる事を考える手もあるわけです。

[スポンサード リンク]


ある意味1番熱い!?ミガワリバースト

 

攻撃側が必殺技を出した後に、防御側にはミガワリ防御が発生するかどうかの判定があります。

 

ミガワリが発生して、防御側のバーストゲージに1以上のゲージが溜まっていれば、今度は防御側に

「ミガワリバースト」

 

が発生します。

 

これはバーストゲージを1つ消費して、バーストアビリティを発生させる技で、これを使うかどうかも勝敗を分ける超重要な判断になります。

 

例えば先行側がバーストさせたのがブレイカーだった場合、こちらもブレイカーをミガワリバーストさせないと次のラウンド一方的にアビリティが封印されて、ほぼ勝負が決まってしまいます。

さらにクロノスのような封印系の特殊アビリティを持ったバースト必殺技も、なんとブレイカーのミガワリバーストで無効化する事が出来ちゃいます。

この辺の駆け引きが対戦の最も熱い部分なんですよね。

 

相手にクロノスとブレイカーがいて、先行をとられてブレイカーにバーストされた!しかし後のクロノスバーストを考えて、ここはミガワリバーストを温存するのか?フィフティフィフティの勝負に持ち込んで、次で先行を取るのか!?

限られた時間で最良の選択をとらなくてはなりません。

 

ブレイカー対ブレイカーや相手のクロノスに対しては、やり返さないと負けますが、そうでない場合はケースバイケースです。

例えば、仮面ライダーブレイブレガシーゲーマーが裏返って、剣アイコン+100がついたなら、何も仕掛けをしていないデッキはAPバトルに勝てず、ズルズルと負けてしまいます。

バーストされた時に、こちらに同じレガシーとブレイカーがいた場合、どちらをミガワリバーストさせるかで勝負が決まってしまう場合があるわけです。

ここはレガシーをミガワリバーストさせて、同じ条件でAPバトルに持ち込むのか?ブレイカーで相手のアビリティを消して一気に勝負を決めるのか?

 

レガシーのように、見ない日はないような強カードの場合、自分のデッキがそのカードにどう対応するのかをあらかじめ考えておかないと勝てません。

 

実はこういう予習復習が、「大人のガンバライジング」の醍醐味かもしれません。

楽しいですよ~~

[スポンサード リンク]


 

結果、必殺技のダメージは!?

 

さて、ミガワリ判定が終わったら必殺技のダメージ判定です。

やっと終わりか!?と思われたでしょうが、実はここにもライジングコストが絡んで来るのです。

実はガンバライジングのバースト必殺技には

「数値補正」というものがあるんです。

同じ威力が設定されている必殺技であれば、ライジングコスト9よりも10の方が威力が高いという風に、ライジングコストが大きければ大きいほど、必殺技の威力が大きくなります。

キャンペーンカードの中には、バースト必殺技のライジングコストが6ぐらいに設定されているものがあり、額面が同じなら「お!お得!!」と思ってしまいますよね?

 

だって威力が同じで、ライジングコストが安いんですよ、絶対にお得じゃないですか?

 

しかし、たとえ同じ威力だったとしても数値補正がかかるので、「え!?」というダメージになりかねません。

 

強い強いガンバライダーですが、バースト必殺技のライジングコストは5ですので、威力だけをみれば非常に低いのです。

ただバーストゲージが2溜まっている際は、話が別になります。

というのもバースト必殺技は、ゲージの数字の分だけ連続して発生し、さらに必殺技が1回終わる毎にライジングパワーが5回復してしまうのです。

ガンバライダーのバースト必殺技のコストとピッタリ同じですよね。

ですから場合によっては、ライジングコスト10のバースト必殺技を食らった後に、連続してライジングコスト5のバースト必殺技を一気に食らって、8000~9000あったライフが一気に奈落に引き落とされて逆転負け!という事も日常茶飯事くらい良くあります。

 

神の救済措置

開発陣が考え出した神の視点からの救済措置。

それが「オーバーチャージ」になります。

ダメージ判定が終わり、防御側のライフが残っていた場合、次のラウンドへ進み、前回ご紹介したフローチャートの最初に戻るのですが、この時に

「これワンサイドゲームになってね?」

そうコンピュータが、いや神が判断した場合、オーバーチャージ(通称オバチャ)が発生します。

具体的には
・APボーナスが多い
・テクニカルゲージ伸ばし幅が大きい
・バースト必殺技を食らった(特にブレイカー)

この3点が大きな要素になります。

オーバーチャージはAPとテクゲージ両方を補填する強烈なもので、APなら一人20~50テクニカルゲージは1人3ポイント(1アップ)上がります。

 

オバチャが3人全員についたら、ゲキレツアタックしかほぼ勝ち目はありません。

このオーバーチャージ判定の後、次のラウンドが始まり、どちらかのライフがゼロになるまでゲームは続くのですが、実はライフがゼロになっても終わりじゃない場合があります。

それがライダーガッツ!!

倒されたと思ったライダーが立ち上がり、ライフが200回復して、一度だけ復活するライダーガッツ

まさに不屈の闘志による最後のチャンスなのですが、発生にはかなり限定された条件が必要です。

・1ラウンドもAPバトルに勝てずに負けた
・ライフ差が大きいまま負けた
・1~2ラウンドで負けた

要するに「一方的に負けた」とコンピュータが判断した際に、もう一度立ち上がるチャンスが与えられます。

また立ち上がった際には、オバチャも発生しやすいのでまさに逆転のチャンスなんですね。

ライダーガッツからのゲキレツアタックが決まると、まさに自分が主人公になった感覚が味わえます。

これを一度味わってしまうと、もうガンバライジングをやめられなくなる、という話もありますが。
(笑

意外に複雑

一個一個並べて、ポイントを解説していくとこんなに長くなるのですが、ゲーム時間はせいぜい15分です。

しかも5ラウンド限定の完全決着勝負で、カードゲームに絶対につきまとう弊害である

「対戦相手がいない」

というジレンマに完全対応しているガンバライジング。

ライダー好きを自認するなら、マストでプレイするべきです。

ここまで羅列したからには、「どうせ子供向けだからゲーム性が低いんでしょ?」とは言わせません。

超初心者でも、一段一段階段を上がって勝ちを狙ってほしいんです。

それがゲームのすそ野を広げて、長く遊べるゲームにつながると思っています。

[スポンサード リンク]